進路選択の時期になったけど、
- 工業高校から公務員ってなれるの?
- 民間企業に就職しようか公務員になろうか迷っている
- 公務員試験の勉強って難しいの?
といった疑問がありませんか?
社会のことなど何も知らない学生にいきなり将来の重大決断を迫るのも無理がありますよね?
そこで、今回は工業高校から公務員になる方法をメインに解説していきます。
この記事を読めば工業高校卒でなれる公務員の職種と自分が公務員に向いているか向いていないか分かります。
実際に、工業高校卒で公務員の友人が沢山いる僕だから話せる公務員のリアルを徹底解説していきたいと思います。
この記事を書いた人
てつお
- 上場企業 正社員 工場勤務歴7年
- 工業高校電気科首席
- 第二種電気工事士・二級ボイラー技士・危険物取扱者(丙種・乙種全類)取得
- 副業ブログ歴2年目
- Twitter(@blog_kakedasii)
\無料で市場価値分析をして転職しよう/
工業高校から公務員就職法4選
結論から言うと工業高校から公務員にはなれます。
この章では、実際に工業高校から公務員になれる職種と実際に公務員になる方法を解説していきます。
実際に友人の例なども紹介していくのでかなり参考になるかと思います。
市役所or都道府県庁など
最初の職種は、市役所職員・都道府県庁職員になります。
工業高校からでも市役所や県庁に就職することは可能です。
実際多くの自治体で高卒の就職枠(初級)が用意されています。
あなたの地元の自治体のホームページの採用のページを確認してみましょう。
高卒枠の募集が用意されているかと思います。
実際に採用のページを見た人は、感じたと思いますが
- 倍率多くね?
と思った方もいるかと思います。
基本的に一般事務職は倍率かなり高いです。
何故なら受験資格が高卒程度の学力を有するものなので、普通科の高校を出た生徒も公務員を狙う人が受験するからです。
この事実を知ってこう思ったのでは無いですか?
- 何か裏技は無いの?
- 普通科ってことは進学校の生徒も受けるから無理ゲーじゃん!!
- やっぱ工業高校から公務員なんて無理じゃん!!
と思った方もいることもいるでしょう。
そんなあなたにとっておきの裏技教えちゃいます。
それが、技術系公務員の枠で試験を受けるになります。
技術系公務員は、受験資格に工業高校電気科卒業見込みの者や工業高校電気科を出ている者といった条件が課されるので普通科の生徒が試験を受けれません。
なので、受験前の時点でライバルがごっそり減少します。
また、上記の条件に合わせて電気職の場合第二種電気工事士の免許を取得している者という条件もある場合もあるのでドンドン受験資格がある人が減り倍率が低くなる傾向にあります。
また、多くの工業高校生は、民間の大手企業に就職するのが王道ですのでそもそも公務員という選択肢がない場合が多いです。
実は、この技術系公務員の試験を受けるのが工業高校生がより確実に公務員になれる確率を上げる最強の方法になります。
技術系公務員は、具体的に以下のような職種があります。
主な職種と仕事内容
- 電気職⇨公共の施設の電気設備工事などの設計・施工管理・電気設備の整備など
- 機械職⇨下水処理場やゴミ焼却場での設備点検・故障処置の報告書の提出など
- 土木職⇨設計・積算・発注・関係機関との調整など
以上が技術系公務員の職種と仕事内容になります。
簡単に言うと地域住民の生活を影で支える縁の下の力持ちと言ったイメージですね。
多くの人が想像する窓口で働く職種では無いので、注意しましょう。
変なことをしない限りリストラも無いので、定年まで安心して働きたい方にはオススメです。
消防士
消防士も工業高校から公務員になる方法の一つであります。
消防士は、大卒から高卒まで様々な学歴の枠で募集をかけているので、工業高校からでも自治体の募集さえあれば受験することが可能となっています。
実際僕の友人も工業高校を卒業後消防士になった友人もいます。
体力が必要な仕事なので体育会系の部活に入っていて体力があることが望ましいです。
ある程度の学力も必要なのでもし現役時代に試験に受からなかった場合は、専門学校やゼミに通って勉強する方がいいかもしれません。
また、消防士は仕事の特性上変則勤務なので、土日休みでは無い可能性があるので休みをカレンダー通りに取りたい人などは要注意です。
警察官
警察官も工業高校から公務員になれる職種の一つになります。
工業高校生は、警察官になる人も多いです。
具体的な理由としては、柔道や剣道などをしている生徒がそのまま警察官の試験を受けることを薦められ警察になったりするからです。
実際に、柔道や剣道の名門校は数多くの警察官を輩出しており、警察官を目指す人も多数います。
なので、工業高校で柔道や剣道の強い部活に所属している生徒がいる場合警察官を目指す選択もアリです。
警察官も不規則な勤務の部署もあるのでカレンダー通りの仕事をしたい方などは、確認しておきましょう。
自衛官
自衛官も工業高校生から公務員になれる職種の一つになります。
何故工業高校の生徒が自衛官になる傾向が高いかと言うと力自慢な人が自衛官を志望する傾向にあるからです。
実際に僕の友人も野球部やレスリング部といった力自慢の部活から自衛官になっている人が多数います。
工業高校生で体育会系の部活に所属している人で公務員になりたい場合自衛官も選択肢に入れておきましょう。
自衛官は、離職率が高いのですが離職後製造業などで即戦力として働けることも可能ですのでどうしても公務員になりたい場合自衛官も候補に入れておきましょう。
公務員に向いていない人
この章では、公務員に向いていない人の特徴を解説していきます。
記事をしっかり読んで就職後のミスマッチを防いでいきましょう。
実際に、公務員の友人から公務員の不満を聞いて得られた内容ですのでかなり信憑生があるかと思います。
\無料で市場価値分析をして転職しよう/
ガッツリ稼ぎたい人
ガッツリ稼ぎたい人は、公務員は向かないので要注意です。
公務員の給料は、良くも悪くも安定しています。
だから、公務員に皆なりたがりますよね?
しかし、安定と高給は別ということを頭に入れて下さい。
結論から言うと公務員の若い頃の給料は、かなり激安です。
具体的に言うと手取り13~14万円程度になります。
この金額をどう思うかは、あなた次第ですが、僕自身かなり安いと思います。
と言うのも工業高校卒で大手の製造業に就職すれば公務員の倍近く稼ぐことが可能だからです。
下記の記事は、実際に工業高校卒で大手の製造業に就職している僕や僕の友人の給料事情を暴露しているので稼ぎたい欲がある人は参考にしてみて下さい。
学校の先生も教えてくれないような内容となっております。
個人的な意見ですが、公務員になれるくらいの頭脳を持っている場合民間の大手製造業なら余裕で受かる可能性が高いので、稼ぎたい場合民間の大手企業がオススメです。
サービス残業したくない人
2つ目の向いていない人は、サービス残業をしたく無い人になります。
公務員は、サービス残業が多いです。
実際僕も公務員の友人が沢山いますが、皆残業代は出ないと言っています。
県庁職員・市役所職員・教員・保健師とどの職種の友人も皆残業代は出ないと言っています。
僕の住んでいる地域は、田舎ですが田舎の公務員は残業代は支給されにくい傾向にあるようです。
なので、公務員になりたい場合雇用は安定しているもののサービス残業は無い訳ではないので注意しましょう。
実際僕の友人は、公務員になったのを喜んでいましたが実際はサービス残業まみれでメンタルやられて休職していました。
公務員のリアルについては、下記の記事が参考にしてみてください。
公務員試験で精神崩壊しない方法
公務員試験は、苦難の連続です。
実際に、
- 異常に高い倍率
- そもそも希望する職種の求人がなかった
- 色々な誘惑
といった壁が立ちはだかります。
時にプレッシャーに押し潰されそうになることもあるでしょう。
この章では、公務員試験で精神崩壊しないようにするための考え方を解説していきたいと思います。
この章を読めば公務員試験で壁に当たった時に精神崩壊しないで済む考え方を学べます。
実際に公務員の友人にどのようにして公務員試験を乗り切ったか聞いた内容ですのでこれから公務員試験を受ける方に参考になるかと思います。
世の中公務員が全てでは無い
1つ目は、世の中公務員が全てでは無いになります。
公務員を志望する人の大半は、「公務員になれば幸せになれる」と思っている人が多いです。
実際に、僕の友人の頭のいい人たちは皆学生時代から「公務員になりたい」と言っていました。
そして、公務員をしていますが皆幸せそうではないです。
なので、公務員=世の中の最高の職業では無いので、もし試験に落ちた場合など落ち込まないようにしましょう。
世の中仕事なんて沢山あるので公務員に拘らないようにしましょう。
実際に僕の友人に高校時代に現役で公務員になれずに進学してまた公務員試験を受けて落ちている人もいました。
若い時間を無駄遣いしないようにするためにも「〇〇歳までに受からなかったら民間で働く」と言った覚悟を持つようにしましょう。
\無料で市場価値分析をして転職しよう/
1回で受かるのが当たり前と思わない
1回で受かるのが当たり前と思わないようにしましょう。
そもそも一回で受かること自体が奇跡に近いです。
倍率もめちゃくちゃ高い訳ですし、受かる人よりも落ちる人が多い試験です。
「1回で受からないとダメだ」というプレッシャーを持って試験勉強に取り組まないでリラックスして勉強をしていきましょう。
「最悪ダメならこっちに進んで後からまた試験を受けてみよう」くらいの気持ちを持つようにしましょう。
追い込まれると人間余裕がなくなり勉強の質にも影響が出てきます。
なので、プレッシャーに押しつぶされそうになった場合「できる範囲でいいんだ」と自分に言い聞かせていきましょう。
工業高校から公務員就職法4選まとめ
今回は、工業高校から公務員に就職する方法と実際に就ける職種について解説してきました。
結論から言うと工業高校からでも公務員の就職は可能です。
工業高校からなれる公務員の職種は、以下のようになります。
工業高校からなれる公務員の職種
以上になります。
どの職種も倍率が非常に高い点はありますが、比較的試験の難易度が低いのは技術系公務員になります。
なので、とりあえず公務員になりたい工業高校生の場合技術系公務員を狙っていきましょう。
技術系公務員は、必要資格などもあるので学生のうちに取れる資格は、必ず取得するようにしましょう。
例 電気科なら第二種電気工事士・機械科なら二級ボイラー技士などです。
また、公務員試験で精神崩壊しないようにする考え方も同時に身につけておきましょう。
公務員試験で精神崩壊しない考え方
を意識してプレッシャーに押しつぶされそうになった時は意識していきましょう。
関連記事では、民間大手企業の給料事情も公開しているのでこの機会に参照して自分の進路選択の判断材料にしていきましょう。
\無料で市場価値分析をして転職しよう/
関連記事一覧
>>【現役工場勤務が暴露する】工場からの転職先の満足度ランキングBEST7